だらだら感想文

だらだらと日常日記と感想文

【TV番組】こころの時代 遠藤周作「深い河」

土曜に1日ずっと布団に入っていた所為か、日曜の朝5時の今も起きている。

 

ニュースや通販番組をザッピングしながら、Eテレで表題の番組がやっていた。正式番組名は、こころの時代〜宗教・人生〜遠藤周作没後25年 遺作『深い河』をたどる前編。

 

ノートルダム清心女子大学教授の山根道公さんと、批評家・随筆家の若松英輔さんが対面し作品の分析をし、作品の抜粋した朗読を加瀬亮

 

読んだ事がない為、ほへーと見る。

妻を亡くした磯辺が、これまでの人生を思い返す。人生は働く事が当たり前で、家庭は後回しで良いと思っていた磯辺が伴侶を亡くし、そうではなかったと葛藤する話のよう。

若松さんは磯辺と同じ経験をしており、この作品を文学として見ることができなかったと。山根さんは人には生活の次元と人生の次元があり、生活の次元には貧富・立場等の勝敗があるけれど、人生は皆死に迎えられ勝敗がないという。

日常では死を意識しない生活の次元で生きるので、その次元での勝敗ができてしまうと。、

 

むうむう、そうよねと見ながら加瀬亮の朗読が心地よく山根教授の微笑みが良きかな。

 

一度、本読んでみても良いなあと思いながら床につく。