だらだら感想文

だらだらと日常日記と感想文

【演劇・映像】コトリ会議「あたたたかな北上」

今夜もコーンフレークがうまい。。

ネット環境がようやっと戻り、自宅でカタカタでける。

 

世はCウイルスが蔓延。出不精である自分においてはあまり影響はと思いつつ、月1回程度の外飲みがなくなり、楽しみであった突劇金魚さんのGFTが延期となり、顧問と観に行くはずだった大阪劇団協議会のお芝居も中止になり、4月の顧問出演芝居も延期に。。友人達と観劇後に花見しようぜと盛り上がってた頃が懐かしい。。。。。。

 

と暗い話の続く日常だが、コトリ会議さんが3月末まで限定で過去作品をYouTubeにアップされるという朗報。で先ほど視聴し非常に面白かったので勢いに乗って久々のぶろぐ。「あたたたかな北上」をみた。

 

コトリ会議さんは劇塾公演で昨年山本さん演出作品を2作拝見し、朗読Barで「うえむらさん」を若旦那さんの朗読で拝聴し、今年の劇塾で山本さん作品「鳥」を観劇。断片的であるけれど、どれも不思議な世界観だった記憶。

 

今回の「あたたたかな北上」。不思議なお話だけれど、洋画のロードムービーを観たような気分。全員日本人だけれど、設定が?台詞の言い回し?物語性が?・・なんかわからんが海外映画のような。黒田硫黄が好きな自分においては黒田硫黄的でもあるなあと。

 

そして衝撃的だったのが冒頭の室屋さんのお声。結構低音ボイスな方だったのか!と。室屋さんは初朗読Bar後にtwitterで色々見ていたら、宴でエア緊縛的なショットを撮られていて何だか面白そうな方だなと思ってからフォローしている。で実際面白い。岡崎体育ファンであるとこも親近感で、お酒弱いのに打上げだからと少しチューハイ飲んで酔っ払って先輩たちを前に横になって寝ている姿をtwitterにあげたりとすごく面白い。朗読もお芝居も拝見した事ないのに知っている人で、何度か劇場でお見掛けした事があり一人心の中で「わー室屋さんや!」となっていたり。

と前置きが長すぎるが、今回の映像で初めて室屋さんの声を聞いて、低い声だったのか!と衝撃を受けた。

 

次に衝撃が若旦那さん。火星人。朗読のみでお芝居は初めて拝見。役のポジションとして笑いどころな存在ながらも、なぜかストンと火星人と納得する不思議な佇まい。終盤の火星人に乗り移られた小中太さんの魂の叫びが、若旦那さんの火星人の悲しそうな顔とリンクして響く。

 

牛嶋さんと竹内さんは良いお声同士で、掛け合いが美しい。。癒される。最近人外な役続きの竹内さんが人間を演じておられ新鮮。牛嶋さんは洋画の絵画や、中東の女性のような雰囲気がいい。

 

原さんが海外映画のように思える要因かもしれない。宇宙戦争トムクルーズ的な憤慨、混迷をしている姿がいい。その横でちょこんと座る小中太さんがかわいい。レーザー銃で撃たれる姿はなかなか驚きで、火星人と同じくあのような銃を使うとチープになりがちなのが、そう見えないのが興味深い。映像を通して見てるからか、山本マジックか、、、は、次回のコトリ会議を劇場で観て検証だな。

 

30分程の作品で映像だったけど、十分楽しめた。これを劇場で観たらどんなだろと気になる。

 

そして山本さんの作品をいくつか見て思ったのは男女の掛け合いがどれも愛しさに溢れている。

「うえむらさん」「鳥」でも今作でもそうだが、風変わりな世界ながら、男女の双方を想う気持ちが何というか むず痒くなく、さらっと美しく描かれているように思えた。

 

さて次は「セミの空の空」を週末に観るど。